「SDGsってなに?」
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「最近、”エスディージーズ(SDGs)”って言葉をよく耳にしますが、これって何ですか?」
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「SDGsとは『Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)』の略称です。SDGsとは、国連加盟国193カ国が達成を目指す、2016年から2030年までの国際目標であり、2015年9月に、ニューヨークの国連本部で行われた国連サミットで採択されました。」
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「2030年までの世界の目標なんですね。」
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「そうです。目標を立てたのが2015年のことなので、なんと15年間にも及ぶ長期計画でもあります。人間に例えると、赤ちゃんが高校生になるくらいの時間です。この15年という長い歳月をかけて、国連加盟国193カ国が達成したい目標は全部で17個あります(画像参照)。」
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「これら17の目標をすべて達成することで、地球を破壊せず、次の世代にツケを残すことなく、今生きている人達も幸せに経済成長を享受できるというわけです。今、必死に働いている人達のなかにも『こんな働き方、いつまでも続かないよ』と思っている人は多いでしょう。誰かを犠牲にしたり、環境を犠牲にしたりして実現される経済成長は、もう限界だということです。」
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「私たちの生活にはどう関わってくるのですか?」
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「SDGsが自分たちの生活にどう関わるのかというと、それは私たちが”より良い人生を考えるうえで指針になる”ということです。はな🐥は、デスノートという作品を知っていますか?」
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「知ってます。ノートに名前を書こうとすると、その人が死んでしまうお話です。」
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「?、それだと、第1話が最終回になってしまいます。死神が落とした『ノートに名前を書かれた人は死ぬ』ノートを拾った主人公が、そのノートを使って、犯罪者の名前を書いて、世直し(自称)していくお話です。映画『デスノート the Last name』のワンシーンで、主人公と主人公のお父さん(デスノートを使って殺人を繰り返す息子を追い詰める警察官)の間で、以下のような会話があります。」
主人公👦
「善人が、悪人の犠牲になってる。無価値な人間、抹殺したほうがいい人間は、山のようにいる!もう法律では救えない世界になってるんだよ!」
お父さん👨
「確かに法律は完全じゃない。法律を作った人間が完全じゃないから完全であるはずはない。だが、正しくあろうとした人類の努力の積み重ねが法律だ。お前は独りよがりだ。独りよがりで人の命を奪うことなど、絶対に許されない」
金子修介監督「デスノート the Last name」より
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「この2人のやりとりには、深い学びがあると思います。SDGsとは、193カ国の代表者・関係者たちが議論に議論を重ねて作り上げた『これからの地球・人間社会』を考えるうえでの1つの結論です。
独りよがりではない、人類の知恵の結晶と言っても良いでしょう。17の目標には『人の幸せ』『自分の幸せ』を考える時に、重要なことがたくさん含まれています。」
⭐SDGsの目標を噛み砕いた一例
✅貧困は敵(お金がないと生活は成り立たない)
✅飢餓は敵(食べることは生きることで、幸せなこと)
✅健康は大切
✅教育は大切
✅ジェンダー平等
✅国家間の平等
✅公正と平和
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「今の生活に、何かしら不満を抱えている人もいると思います。そんなときは、SDGsに関連したて、生活を改善してみる、仕事の方向性を変えてみる、ビジネスのアイデアを模索してみるなど試してみると良いと思います。」
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「みんなが幸せに生きるにはどうしたら良いのかを、世界中の代表者たちが考え抜いたのが、SDGsですね。」
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「SDGsの考え方は、『自分の生活に活かそうと思えばいくらでも活かせる』ところがあります。
持続可能な開発によって、地球を破壊せず、次の世代にツケを残さないことや、すべての人達の幸せを願っています。ちなみに、17の大目標には、169のターゲット(小目標)が設定されています。小目標も見てみると、SDGsの目指すものがより具体的に見えると思うので、興味のある人は、ぜひ見てみてください。」
SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲット個別解説
“https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/17goals/“
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