「言い訳の因数分解」
🐔
「はな🐥、そら先生🐹からお聞きしたけど、明日までに学校に提出しないといけない”遠足の申込書”があって、はな🐥だけ、まだ出てないってよ。」
🐥
「あ!…」
🐔
「忘れてたの?はな🐥だけ、遠足行けなくなっちゃうわよ。」
🐥
「忘れて……はいなかったですけど…」
🐔
「忘れてはいなかったけど、」
🐥
「むぎちゃん🐔に渡そうと思って、ランドセルから出して、他のプリントと一緒にしまって…いま思い出しました。それに、そら先生🐹が、帰りの会で教えてくれれば良かったし、むぎちゃん🐔も、学校の年間予定表を持っていますので、早く聞いてくれれば忘れなかったです。」
🐔
「はな🐥!人のせいにしてはダメ。忘れてたのは、はな🐥でしょ。」
🐥
「ごめんなさい…。」
🐔
「なんで忘れてたのかを説明するのは良いけど、それが言い訳になってはダメよ。理由の説明と言い訳は似ているけど、全然違うの。」
🐥
「どういうことですか?」
🐔
【簡単にまとめるわね。
✅言い訳 = 説明 × 責任逃れ
✅理由の説明 = 説明 × 責任を認める
例えば、
(みみちゃん🐰職場にて)
✅言い訳パターン
👨(職場の上司)
「なんで、報告書ちゃんと期限通りに提出できなかったんだ。理由を説明しなさい。」
🐰
「あ、えっとですね、それは、その報告書の提出は私のチームだけではなく、他のチームとの連携だったので、私のチームはしっかり期限を守れていたのですが、他のチームが期限を守れていなかったので、どうしても期限中に提出することができませんでした。」
👨
「言い訳するな!」
✅理由の説明パターン
👨
「なんで、報告書ちゃんと期限通りに提出できなかったんだ。理由を説明しなさい。」
🐰
「大変申し訳ございません。取りまとめをしていた私の責任です。関係各部に期限を切るということを事前にやるべきだったのですが、”とにかくなるはやで”と曖昧な言葉を使ったのが、期限を守れなかった原因です。今後は、必ず関係各部に依頼する段階で、余裕を持った期限を設けて、責任を取れるやり方をしていきます。」
👨
「理由は分かった。今後はちゃんとやってくれ。」
みたいな感じになるわ。】
🐥
「理由の説明パターンは、みみちゃん🐰だけどみみちゃん🐰じゃないですね。」
🐔
「他人のこと言えないでしょ。今回のはな🐥は、言い訳パターンに似ているでしょ。」
🐥
「…はい。ごめんなさい。」
🐔
「事実は何も変わってないけど、ただそこに責任逃れがあるかどうかが問題。責任を認めた上で、弁明しているのか。この違いが、”言い訳”か”理由の説明”を分けることになるわ。これを知っていれば、言い訳をするなと言われる機会は減っていくと思うわ。」
🐥
「減っていく?無くなることはないんですか?」
🐔
「相手がこの違いを知っていれば、そうなるという話ね。そもそも感情的な上司で、日頃から嫌われていた場合、理由の説明をしても、言い訳をするなと言われる可能性はゼロではないの。」
🐥
「日頃の人間関係によってですね。」
🐔
「そうね。日頃の人間関係が良くないとね。この違いを理解して、自分に理由の説明が求められたとき、自分の責任を認めて話せば、”比較的”言い訳をするなと、言われなくなるぐらいの落とし所ね。理由の説明をしたからOKではないことも知っていてほしいわ。でも、自分の説明の仕方が悪かったから、言い訳をする人と判定されるのは嫌よね。」
🐥
「そうですね。」
🐔
「そのことが理解できる人には認めてもらえるように、気を付ければ良いと思うわ。人によっては誤解を受けるかもしれないけど、それは仕方ないこと。自分のために知っておいて、自分が責任逃れの気持ちにならないようにすることが一番大事よ。」
🐥
「責任逃れしないように気をつけます。」
🐔
「遠足の申込書、すぐに持ってきて。」
🐥
「はい。」
🐔
「気付けて良かったわ。お電話下さったそら先生🐹に感謝しないとね。」
🐥
「はい。そら先生🐹に、遅くなってごめんなさいって、明日学校行ったら謝ります。」
⭐参考サイト
YouTube 鴨頭嘉人 “言い訳の本質”
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