「疲労との付き合いかた」
🐰
「なんか、最近疲れが抜けないわ。」
🐔
「大丈夫?ちゃんと休みは取れてる?」
🐰
「取れていますけど、まとまった休みは取れていないですね。」
🐔
「身体が疲れていなくても、心が疲れているときもあるわよ。」
🐰
「疲れているのは身体じゃなくて、心ってことですか?」
🐔
「そうね。心と身体は繋がっている。本気で病気になりたいって人はいないと思うけど、表面意識ではなくて、潜在意識で病気を求めていることもあるから気を付けないといけないわ。」
🐰
「病は気からって言いますよね。」
🐔
「そうね。
✅仕事で挫折したとき
✅勉強で疲れたとき
✅人に叱られたとき
✅恥をかき、名誉を傷付けられたとき
✅自分からは、休みが欲しいと言えないとき
✅自分の能力に限界や劣等感を感じるとき
✅負け犬根性になったとき
✅周囲の過大な期待に押しつぶされるとき
✅ストレスのはけ口がないとき
✅悲観論を信じるとき
✅生活の乱れを直せないとき
✅罪の意識に縛られているとき
つまり、心が弱っているから。病を自分でつくり出さないように、なんか調子が良くなくても、回復することを信じ強く求め、自分は本質的に丈夫であると身体に働きかけることが、治癒力を高めてくれる。」
🐰
「疲れているときにこそ、自分の心としっかり向き合って、メンテナンスしないといけないわね。」
🐔
「そうね。悩みの大部分は、疲労によるもので占められている。もし、『朝の目覚めがスッキリし、朝食もおいしい』という健康体であれば、何かの問題にぶつかったときでも、それを解決するのに、さほどの時間はかからないことが多い。ところが、『朝はなかなか起きられず、朝食はおいしくなくて、人と会うと不機嫌になる』という体質の人が問題にぶつかると、それが巨大な難問に見えて、どうしようもなくなることがあるわ。したがって、疲労を予防することは、悩みをなくしていくために、どうしても必要なこと。」
🐰
「疲労と悩みは繋がっているのね。疲労を予防するために、おすすめの方法はありますか?」
🐔
「肉体の生理作用に着目した場合、体に一定の割合で休息を与えると良いわよ。集中力は、1時間以上は続かないもの。集中力に自信があっても、2時間ないし3時間ね。3時間を超えると、集中力は急速に衰えてしまうわ。」
🐰
「1時間を目安に休憩すると良いのですね。」
🐔
「そうね。1時間集中するためには、5分ぐらいの小さなブレイクを取る。1時間のうち55分集中したら、5分は神経を緩めることが大事だわ。体を横にしたり、ソファでくつろいだりできる場所があったら、遠慮せずに身体を休めることも大事よ。」
🐰
「自分の身体も大切にすることが大事ですね。私、腰と足が痛くなることがよくあって悩んでいます。」
🐔
「腰は伸ばすことが大事よ。休憩中に、ストレッチするのが良いと思うわ。横になれるのだったら、横になったほうが良いわ。足は出来るだけ、足に体重がかからない時間をつくることが大事よ。体重をほんの小さな面積しかない足で支えているから、普通は、1時間以上立ち続けるのは難しいけど、数時間、いろいろなかたちで立ち続けているので、足もしっかり休めないといけないわ。」
🐰
「日々の生活で、くつろぐ時間を意識してみます。」
🐔
「あと、目の疲労ね。長時間、読書などをしていると、どうしても目が疲れてくるわね。目が疲労してくると、頭脳にも影響するし、胃腸にも影響して神経質になって、いろいろなことに対して、被害妄想的な考えになってくるわ。」
🐰
「目の疲労って、身体の疲労になるんですね。」
🐔
「目の疲労を最小限に抑えるために、照明も大事で、明るさを一定に保つことだったり、文字と目の間に20cm以上の距離をとることも大事。小さな活字をできるだけ避けることも、長期的には、目を悪くしないための努力だと思うわ。目も腰や足と同じで、一定の時間、使ったならば、少し視線をはずして、目を休めることが大事。5時間、10時間と続けて使うよりは、1時間使えば少し休み、また1時間使えば少し休みというかたちで使うならば、目は8時間でも、10時間でも、充分に使用に堪えるようになるわ。」
🐰
「どうしても自分のことって、粗末になりがちですけど、疲労を予防するためにも、自分の身体を労ることも大切ですね。」
⭐参考文献
大川隆法「心の体のほんとうの関係。」
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