🐰
「2000年代あたりからずっと言われている、日本の若者にやる気がないというのは本当なの?」
🐹
「やる気を測るのは難しいが、自己肯定感の高さに置き換えてみると、数字で世界との比較をすることができる。文部科学省の資料でよく使われる高校生の生活と意識に関する調査」(国立青少年教育振興機構、2015)では、”自分はだめな人間だと思うか”という質問で”そう思う”と答えたのはアメリカの高校生で45%、中国で56%、韓国で35%、そして日本は突出して高く72%だった。」
🐰
「日本、高いわね。」
🐹
「その原因は家庭教育、親の態度、学校のシステムなどさまざま論じられているが、本当のところはわからない。ただはっきりしているのは、もし”何でもチャレンジしてみるのが大事”と明言してくれる大人が彼らのまわりにたくさんいたら、この数字も少し変わっているかもしれない。」
🐰
「自分に対して否定的になってしまって、自分には才能がないと諦めてしまうのはもったいないわよね。」
🐹
「やらない理由を見つけるのは簡単。”自分はバカだから””もう30歳だから””本当にやりたいことが見つからないから”など、でも、それはいろいろな理由を自分に当てはめて、やらない・始めない言い訳をしているだけ。逆に、うまくいった人に対しては”もともと才能があったんだろう””地頭がよかったんでしょう”などと言うが、進むべき方向や方法さえ間違えなければ、みんなが必ず成長できる。やる気スイッチを入れることに、自分の才能や年齢は関係ない。」
🐰
「やりたい、始めたいと思ったときが一番若い時ね。」
🐹
「そうだな。多くの人が信じているのは”やりたいことが見つかる→やる気が出る→勉強する→できる”というベクトル。でも、これ実は正反対で、”できる→勉強する→やる気が出る→やりたいことが見つかる”これが本当のやる気のベクトルである。目の前にある小さなことで成果を出して、周囲から認められたり、褒められたりすると自信を持てるようになり、さらに頑張れて成果も出る。
🐰
「どんなことでも、まずはやってみて、小さなことでもいいから”できた””成長した”という体験を積み重ねていくことが大切ね。」
🐹
「そうだな。それが上達してくると、さらに”もっとやりたい”という気持ちが高まって、やる気が出てくる。そして失敗を恐れず、多くのことに挑戦することができるようになり、結果、やりたいことが見つかるということに繋がる。」
🐰
「小さなことの積み重ねってことね。」
🐹
「やり続けることがとても大事である。できる人というのは、努力をし続けている人。人に何と言われようと、コツコツと努力を積み重ねている人。その努力の結果、才能があると言われるようになる。誰でもやれば伸びる。何かを始めてそれを続けていけば、やった分だけ必ず伸びていく。始める前から失敗を恐れ、一歩を踏み出さない人には、何の成果も訪れない。」
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