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9/26(金)の本会議におきまして、令和6年度 一般会計決算に対して賛成討論をさせていただきました。
議席番号 4 番、久松祐樹です。議長より発言の許可がございましたので、議案第61号「令和 6 年度杉戸町一般会計歳入歳出決算の認定について」賛成の立場から討論させていただきます。
令和 6 年度も厳しい財政状況でしたが、限られた財源を活用し、杉戸町コミュニティセンターオープンによる、ココティすぎと等を中心としたエリアでのにぎわい創出、杉戸子育て支援センターがリニューアルオープンし、子育てへの温かいサポート、空き家対策、空き店舗活用、起業をサポートするための創業塾開講、文化財特別展示会などイベント開催、農業を守るための各種取組、道路の維持管理、公共施設の設備改修、避難所でもある小中学校の体育館への空調機の設置工事のための設計業務委託、デジタル採点システム導入で教員の負担軽減、外国人の方も役場窓口で安心して事務手続きができる環境整備など、様々な事業が実施されましたことを評価させていただきます。
一方で、民生費の支出済額は64億9304万549円となり、支出済額総額における民生費の占める割合は約40.9%、また「令和6年度普通会計決算の状況等(速報値)によりますと、令和6年度の扶助費は約35億6288万4千円となり、前年比約12.5%の増となりました。民生費は、県や国で実施されているものが多いですが、委託料の見直しなどは必要です。歳出の 4 割以上が民生費であり、福祉サービスが膨張することで、他の必要な行政サービスが圧迫されかねません。
あれもこれもと天井知らずに上がっていく民生費ですが、財源には限りがあります。民生費については上限を設けて、決められた枠の中で、優先順位を付けて、やりくりして、事業の見直しや廃止を検討していくことが重要だと考えます。もちろん福祉も大切ですが、行き過ぎれば町全体の持続可能性を損なうおそれがあります。
町には、道路・水道管・公共施設の老朽化対策、にぎわい創出、農業、教育、他にも様々な事業があります。万が一でも、財政破綻すれば、町で行っているサービス自体がなくなります。住宅環境・交通環境・教育環境に血税を重点的に配分していただき、空間の利用の制限をもっと緩和したり、建物や土地活用の自由化を進めたり、学問の内容に実用性や国際競争性をより一層に持たせたり等、杉戸町に住んでみたいという方を増やし、人口増もつくりだしていただきたいと思っております。
さらに、第6次杉戸町総合振興計画後期基本計画に「家族の絆・地域の絆の強化」も含めていただきたいです。この町を一緒に支えていきたい、盛り上げていきたい、守っていきたいなど、自助と共助からのまちづくりにお力を貸してくださる方をどんどん増やしていただきたいです。
安定的なゴミ処理を行っていくため、環境センターの大規模改修工事などにより、令和6年度は債務負担行為が増となりました。債務負担行為が増えたことで、今後数年は新しいことをはじめるには、厳しいところもあると思います。だからこそ、今ある事業を見直し、新しいことを始める準備期間ともしていただきたいです。追い討ちをかけるように、物価高・人件費増もあります。町政の運営に関して、今までの事業を一度白紙の目で見つめ、本来どうあるのが理想的なのか、「何をなし、何をなさないか」ということを考えてみることも重要だと考えます。
令和 8 年度予算は、この町の発展のために必要な事業は何なのか、効果の薄い事業は積極的な見直しや廃止を求めます。将来的な発展が見込める事業への積極的な先行投資をしていく予算編成を要望させていただきます。
「将来的な発展性がなく、税収を生まないところには、予算も人員も投下しない」というかたちにシフトしていかなければなりません。「資金や人員のむだな投下をやめ、無謀な計画を中止し、健全なところに絞り込んでいく」──これは植木の剪定のようですが、予算が限られ、その予算の大元は地域住民の収入であることを鑑みれば、非常に大事な考え方だと思います。やはり「事業というのは『継続性がある』ということが大事だということを忘れてはいけません」。この町を良くしていくためには、何が必要かということを主軸に、人・物・お金をどこに重点的に配分していくかがとても大切だと考えます。
町も心も豊かなになっていく杉戸町を強く要望させていただき、賛成討論といたします。
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