1年があっという間に感じる

Tips
「1年があっという間に感じる」

 

🐻
「もちろん人によって感覚は違うと思いますが、多くの人が年齢を重ねる程、これを感じた事があるのではないでしょうか。」

 

🐰
「年齢を重ねるって、ピノ🐻と私🐰では倍以上生きている時間が違うでしょ。まぁたしかに、子どものときと比べたら、時間があっといま間に過ぎていく感じはするわ。」

 

🐻
「1年は365日、それはずっと変わらないのに不思議ですよね。この時間の感じ方について、ひとつの豊かな人生を長くする方法をお伝えします。」

 

🐰
「気付けば、もう6月ね。2021年が半分終わろうとしているわ。あっという間に2022年になってるわね。」

 

🐻
「時間の流れの早さには驚きます。”1年があっという間に過ぎる”という感覚は、不思議ですよね。
1年は365日です。それは小学生の頃だって同じだし、大人になっても一緒なんです。でも、私たちは時というものを常に感覚で捉えているという事です。そしてこの感覚の違いというのはやっぱり、大人になってくると短く感じてるんですよね。

 

🐰
「何でこの感覚の違いが起きるの?」

 

🐻
「よく聞くのは相対性説です。生きてきたこれまでの時間に対する、一年の相対的長さの違いではないかと言われています。例えば、10歳の時の1年は今まで生きてきたうちの1/10の時間です。それに対して50歳の時の一年は1/50になります。2歳の子にとっては、1年っていうのは人生の半分ということです。」

 

🐰
「時というものを感覚で感じているのね。生きてきた長さが長くなればなるほど短く感じるのは面白いわね。」

 

🐻
「その他には、心臓の鼓動説があります。心拍数というのは赤ちゃんの頃、めちゃくちゃ早いです。それから少しずつ少しずつ、心拍数がゆっくりになっていくんです。このように、体の脈動や代謝の速度からの相対で見ると、時間を短く感じるようになるのではないかと言われています。そして、新しいことに感動しなくなった説を唱える人もいます。」

 

🐰
「大人より子どものときのほうが、毎日に感動って多い感じがするわ。子どもの頃って、1日が長く感じたもの。」

 

🐻
「なんでかというと、”一日中、新鮮なことに触れていたから”と考えられています。極端なことを言うと、学校に毎日行っているけれど、同じように行っていないんです。例えば、

 

✅缶とかが地面に落ちていると、その缶をずーっと蹴りながら学校に行った

✅横断歩道を渡る時、白い横線しか踏んじゃいけない、みたいなルールを作った

 

そんなことしませんでしたか?子どもってそんな風に、毎日、毎時間、毎分、心が動いています。」

 

🐰
「なんでかは覚えてないけど、ありんこを見つけたらありんこの行列をずっと見ていたこともあったわね。」

 

🐻
「なんでじっと見ていられるかというと、心が動いているからですよね。やっぱり感動なんです。感動が多いと時間の豊かさが増えるから、時間が長く感じるのではないかと思われます。反対に大人になってくると、通勤中とかには新しい新鮮な驚きを感じにくくなります。すると、心が動いていない時間が多いから時間があっという間に進んでいる感覚になるんだと考えられています。」

 

🐰
「感動する時間が多い人生と、あまり感動しない人生だったら、感動する時間が多い人生がいいわ。」

 

🐻
「そうですよね。では、どうしたらそんな感動でいっぱいの豊かな時間を過ごせるか。それは刺激を与えることです。今まで知らなかった未知のことを五感で体験して感動するんです。自分が普段はしないこととか、今までにやったことがないこと、そういうものこそ出来るだけ選ぶんです。」

 

🐰
「旅行は良さそうね。旅って、未知の体験そのものだと思うわ。普段の日常と全然違う。家も、景色も、会う人も、方言も、匂いも。全てが新しい刺激になっているわね。きっと時間の濃度・密度が高くなるわね。」

 

🐻
「旅は、まさに新鮮の連続ですね。旅行に行く暇もないし、出張の予定もないよって方も、未知の体験は日常で探せばいくらでもあります。

 

✅普段絶対買わない味のおにぎりを食べてみる

✅今まで行ったことないお店に行ってみる

✅いつも通らない道を歩いてみる

 

など、日常の中で、いっぱい新鮮は選べるんです。そういう変化を全くしなくなるってことを老いると言うと思います。」

 

🐰
「変化が完全に止まると、生きている感じって薄い気がする。変化を選び、新鮮を選び、子供みたいな目で、感動する人生を送っていくことで、豊かな時間を過ごせるのね。」

 

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