「情報・知識・智慧」
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「たえず目や耳を通じて脳に集まっているもの、
それは情報である。情報は集積することも、処理することもできる。」
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「世の中は、情報で溢れてますよね。どの情報が正しいのか間違っているのか、それを見分けるのはとても難しいですね。」
🐹
「そうだな。玉石混交している情報から、自分に必要な情報は何かを見極めることがとても大事である。情報が自分で使えるレベルになったもの、学力になったり仕事で有用になったものが知識である。」
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「情報を自分で使いこなすと知識になるのですね。」
🐹
「そうだな。知識は力である。必要なことを知っており、必要な時に取り出して使えるようにしておくことは、現代社会では、生きてゆくための技術であり、武器でもある。」
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「学んだものを溜め込んでいるだけでは、もったいないですね。」
🐹
「取り入れたものをそのまま取り出せるわけではない。取り入れたものを忘れてしまったり、よく理解が出来ていなかったり、違った視点からの考え方に出会えたりすることもある。取り出すためには、それ以上に取り入れて、自分で使いこなせる必要がある。」
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「使いこなせるようになって、本当の学びになっていくのですね。」
🐹
「そうだな。しかし、もっと大切なものもある。
それが智慧である。知識が経験に裏打ちされて、
人生観を高めるレベルにまでなったもの。
それが智慧である。智慧は、知識を善悪のふるいにかける時に生じて、日々の生活の振り返りや自分の心を見つめ直すことで、結晶化してくる。」
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「知識を実際に活用していくことで、その知識の本当の意味だったり、いろんな方向から見て、その知識が正しいのか間違っているのかを判断できるってことですね。」
🐹
「そうだな。ときには、正しいのか間違っているのかを判断できないときもあるし、人によって考え方が変わることもある。世の中には自分と違った考えを持っている人もたくさんいると知ることが、本物の智慧になっていくためには大切だと思う。」
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「智慧になったとしても、それをさらに磨いていくくらいの柔軟性や謙虚さは必要ですね。」
🐹
「そうだな。学びには終わりない。智慧は、天の一角から降りてくる、インスピレーションのようなものである。」
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