「人生は試練」
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「人生には試練が多くあった方が良い。試練があるからこそ、人生には美しさがある。」
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「試練というと、なんか苦しいような感じがします。」
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「確かに、苦しいこともたくさんあるが、苦しみを完全に抜き去って人生計画を立てることはとても難しい。」
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「何かしらの苦しみは、乗り越えないといけないってことですね。」
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「そう。苦しみは自分の成長のチャンス。苦しみを乗り越えるからこそ、成長していける。もし、生まれてから、まるで木が生長して果物が生る(なる)ように、自動的にすうっと成長して実りを得ることができ、そして、死んでいったらどうだろうか。それは、一見、何の苦労もなく年を取り、ずっと順風満帆に人生を生きたように見えるが、実は、生きていたときに得られる”宝”が少なくなる。何の苦労もない人生は、どうしても経験知が少なくなる。」
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「そうですね。苦労することって、自分の魂に、苦労で得た経験とか学びが刻み込まれ感じがします。でも、やっぱり悩みとか苦しみとか挫折とかを避けたいって思うときはありますね。」
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「苦難に直面すると、たいてい人は、『どうして自分は悲惨な目に遭わなければいけないのか。何か悪いことをしたわけでもないので、苦悩するような出来事に遭うはずはない。もっともっと幸せに生きられるはずだ。しかし、こんなに悲惨な人生なのだから、自分は、よほど呪われてでもいるのではないか。』みたいに思ってしまう。でも、これ、見方を変えれば、逆転します。」
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「逆転ですか?」
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「そう。たくさん試練が与えられているということは、自分が成長できるチャンスがたくさんあるということ。これだけの困難な問題に取り組んで、乗り越えたときには、そうとうな力がつくと見方を変える。」
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「厳しい試練から目を逸らさず、それを受け入れることが大切ですね。それを乗り越えて、自分は成長するんだ!って思うことが大事ですね。」
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「遊園地に行くと、ジェットコースターなど、様々な遊具がある。そのなかには、大人から見たら、とても怖いものもあるが、子供にとっては、その怖い体験が、とても面白かったりする。その体験は、家にいてはできないし、学校でもできない。遊園地まで行かなければ体験できないこと。そのため、そのような一種の異常体験をすると、スリルがあって楽しく、ああ!よかった!という思いになる。」
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「生きていて、そういう感覚を味わうのも楽しそうです。試練と出会って、自分が成長できるチャンスなのは分かりますけど、最初はちょっと怖くてためらいがあるときもありますね。でも、その体験に飛び込んでみると、けっこう楽しかったりすることもあります。」
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「その試練から逃げる方が、意外と悩みとか苦しみとかが多かったりするかもしれない。考えて行き着いたところで、Aにするか?Bにするか?を迷ったときは、難しい方を選ぶくらいの覚悟と勇気が大事だと思う。」
⭐参考文献
大川隆法『生命の法』
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